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2006年02月17日
肥満治療薬で結果良好
製薬会社アミリン・ファーマスーティカルズ(Amylin Pharmaceuticals, Inc.、San Diego、CA)は、肥満治療薬「プラムリンタイド(pramlintide)」の第2相臨床試験の結果が良好であったと発表した。16週間の試験で同薬を服用していた患者は、平均で8.4~13.4ポンド体重が減った。これに対し、プラセボ(疑似薬)を与えた患者では、平均6.2ポンドの減少が見られた。試験に参加した408人の患者は、食事療法やカウンセリング、運動も行った。
2006年02月13日
中高年の肥満、男女とも増加
滋賀県はこのほど、県民の食物摂取状況と生活状況の調査結果をまとめた。5年前の前回調査と比べ、中高年の肥満の割合が男女ともに増え、野菜や魚の摂取量は減少した。
肥満の割合を10歳ごとでみると、男性は50代が前回調査比8・4ポイント増の28・7%で最も高く、40代、30代も25%を超えた。女性は60代の23・9%(6・7ポイント増)が最高だった。
1日の野菜の平均摂取量は244・4グラム(10・1グラム減)で、必要量の350グラムには依然として届いていない。魚介類は7・7グラム減の82・9グラムで、野菜とともに1986年の第1回調査以来、最低となった。
調査は、県民の健康や栄養にかかわる課題を把握するのが狙い。食物摂取状況調査は1万443人、生活状況調査は1万264人を対象に、2004年11月に実施した。
県健康推進課は「生活習慣病の予防という観点から言えば、望ましい摂取状況とは言えず、特に肥満傾向の目立つ中高年で食生活の改善が必要」としている。
肥満予防、子供から 厚労省 生活習慣病対策へ食育
生活習慣病の発症患者の増加が懸念されるため、厚生労働省は来年度から子供の肥満予防対策に乗り出す。生活習慣病の発症は、子供時代の乱れた食生活と生活習慣が影響しているとされ、増え続ける肥満児童の対策で、生活習慣病の発症を予防したい考えだ。
厚労省の国民栄養調査によると、子供の肥満(標準体重の20%以上)は年々、増加傾向にある。中でも小学生の九-十一歳が顕著で、男児の肥満割合は昭和五十一-五十五年(平均)の8・4%から、二十年後の平成八年-十二年(同)には15・0%へ増加した。
女児は思春期の十二-十四歳で鈍化傾向があるものの、九-十一歳では、7・5%から12・2%に増えている。
子供の肥満が増えている背景を具体的に調べるために、厚労省は来年度、全国五つの都道府県で十地区を指定。小中学校の協力を得て、子供の体格(身長や体重)と肥満度、血中の総コレステロール値、中性脂肪値、血糖値など健康状態を調べるとともに、ファストフードの摂取量など、日ごろの食生活と運動習慣などをあわせて調査する。
調査結果に基づいて、食生活改善に向けた講演会の開催や、飲食店に小冊子を配置するなど、地区内で食生活の改善運動などに取り組んでもらう。
厚労省は、子供たちを生活習慣病予備軍にさせないために、早い時期での食育(食の教育)が重要とし、平成二十三年度までに肥満の小中学生を7%以下に減らす目標を設定し、対策に乗り出す。
また、女児や女子生徒の中には「細身願望」から無理なダイエットに走るケースもみられるため、絶食など極端なダイエットも避けるよう指導していく方針だ。
最近の研究で、肥満の男児(十二歳)には総コレステロール値と血圧の関係に異常が多いことが分かってきた。生活習慣病の予備軍化が懸念されている。
◇
生活習慣病に詳しい寺本民生・帝京大学医学部教授(内科)の話 「子供のころに身についた食事などの生活習慣は大人になっても変わらず、いったん身についた悪習慣の改善は難しいだけに、小中学生の時期のきちんとした食育が必要だ」
2006年02月03日
健康志向なのに? 肥満や大量飲酒増加、国の目標遠のく
肥満や大量飲酒する人の割合などが、国の定めた目標値から、より遠のいていることが厚生労働省のまとめでわかった。国民の健康づくり計画「健康日本21」に掲げる70項目の達成目標値のうち、約20項目で計画をつくった時より悪化していた。健康志向が高まっていると言われる中、目標達成が難しくなっている実態が浮かび上がった。
健康日本21は、同省が00年につくり、国民の食生活や運動量、がん患者の数などを改善しようと、70項目について「目標値」を決めた。2010年までの達成を目指している。
同省が、各項目について計画をつくった当時の国民健康・栄養調査などの数値と、昨年5月までにわかった数値(暫定)を比べたところ、20~60歳代の男性の肥満の割合は、計画時の24.3%から29.5%に悪化。目標値の15%以下には遠く及ばなかった。
飲酒量では、日本酒換算で1日3合以上飲む男性の割合が、目標値は3.2%以下なのに、策定時の4.1%から5.3%に増えた。
牛乳、乳製品などカルシウムを含む食品の摂取量(目標値・1日当たり130グラム以上)は策定時は107グラムだったが、97グラムに減った。また、朝食を食べない中高生の割合は、6.0%から8.7%に、30歳代の男性では20.5%から23.0%にそれぞれ増えていた。
運動の目安になる1日当たりの歩数も男女とも減った。
幼児の虫歯や食塩摂取量など目標値に近づいた項目もあったが、多くが横ばい。調査中で比較できない項目も3割以上あった。
厚労省は今年度中をめどに計画の中間見直しを進めており、「目標値の見直しも含めて検討していきたい」としている。
妊婦さんの体重増に目安
やせた人は九-十二キロ、肥満の人は五キロ-。妊産婦の食生活の在り方を話し合っていた厚生労働省の検討会が一日、妊娠中の体重増加の目安を初めて示した。二五〇〇グラム未満の低出生体重児はやせ形の女性から生まれやすい一方、妊娠時の太りすぎは糖尿病や高血圧を引き起こしやすいことから、注意を促すのが狙い。厚労省は「妊産婦のための食事バランスガイド」も併せて作成した。
低出生体重児は一九九三年には全出生数の6・8%だったが、二〇〇四年には9・4%に増加。成人後に生活習慣病を発症しやすいという報告もある。体重を身長の二乗で割った数字で示す国際的な体格指数(BMI)が一八・五未満の「やせ」の女性は二十代の四人に一人、三十代の七人に一人と、この二十年で一・五倍以上に増えた。
新たな目安は、体格を三分類。妊娠期間中の適切な体重増加量を「やせ」は九-十二キロ、「普通」は七-十二キロとし、一週間当たりではいずれも〇・三-〇・五キロ。BMIが二五以上の「肥満」は、五キロを目安とするが、妊娠糖尿病や高血圧といったほかのリスクを考えながら個別に対応すべきだとしている。
妊娠中の食生活の指針は、厚労省と農林水産省が昨年作った「食事バランスガイド」に沿って作成。初期(十六週未満)は妊娠していない時と同じだが、中期(二十八週未満)は「副菜」「主菜」「果物」を増やし、不足しがちなビタミンやミネラルを摂取。末期から授乳期はエネルギーとカルシウムが必要なため、さらに「主食」と「牛乳・乳製品」を増やすのが望ましいとしている。
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