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2006年07月

2006年07月30日

那覇市が腹囲減市民を表彰

内臓脂肪型肥満の目安とされる腹囲85センチ以上にならないようにと「ストップ・ザ・85」のスローガンを掲げる那覇市は本年度初めて、腹囲を男性85センチ以下、女性90センチ以下に減らした市民を表彰する事業を実施する。個人でもグループでも挑戦でき、市では「市民が健康づくりに取り組むきっかけにしたい」と話している。

 腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上の場合、内臓脂肪型肥満の可能性が大きいとされる。肥満は生活習慣病にもつながるため、市では昨年度から「ストップ・ザ・85」を呼び掛けている。

 本年度は、市民のやる気を喚起しようと「チャレンジ表彰」を行う。腹囲が85センチ以上の男性、90センチ以上の女性が、運動など3カ月以上の取り組みで85センチ未満、90センチ未満を達成した場合市に申請できる。「1人ではできないが、何人か集まると取り組みやすい人も多いのではないか(市健康推進課)」ということから、グループでの申請も可能とした。

 市からは、すべての達成者に「達成証」とスポーツ施設利用券などを贈呈。さらに、選考委員会で「習慣化できているか」「腹囲減以外に効果があったか」「誰でも取り組みやすい内容か」などの観点から採点し、優秀な個人とグループに表彰状と1万円相当のスポーツ関連商品券を贈る。

 市健康推進課では「表彰時には、ほかの市民の参考にしてもらうため体験談を広く紹介したい」としている。

 対象は、20―64歳の那覇市民。申請報告用紙は市健康推進課や、市内の公共施設で配布し、ホームページにも掲載する予定。

 申請の期限は12月28日まで。来年1月か2月に表彰を行う。


2006年07月29日

肥満児対策、スナック菓子CMに自主規制

肥満児の増加を危惧(ぐ)する健康推進基金委員会は、肥満の原因がスナック菓子の過剰摂取にあると見て、テレビCMを自主的に控えるよう製作者側に通達を出した。

 世界保健機関(WHO)の国際肥満会議(IOTF)によると、世界で肥満に分類される児童は現在約1億5500万人で、ヨーロッパだけでも肥満症に罹(かか)る児童が毎年40万人ずつ増加している。ヨーロッパ諸国ではスナック菓子のCMが自己判断のできない子供に悪影響を与えるとして各種規制を導入、英国とフランスでは近くスナック菓子の宣伝に関する法律が制定される。

 タイでは人気タレントや歌手、アニメキャラクターをCMに起用しない、オマケをつけない、などの自主規制を呼びかけている。【タイ】


2006年07月27日

ユダヤ教ダイエットが密かなブーム

 何やら縁のなさそうな話だが、ユダヤ教の食事に関する戒律に即した「コーシャ食品」が、欧米で最先端のダイエット食品として注目されている。

豚肉、貝類、甲殻類などが禁じられ、動物性油脂もダメ。

コーシャ食品として認定を受けるのは相当厳格だが、米国での市場規模はこの10年間で毎年10%以上の伸びで、品目も8万8000種類に増えた。

最近は日本でもナチュラルローソンや外国製品を扱うスーパーで手軽に買える。

いずれも高タンパク低カロリーが特徴で、理想的なダイエット食品と栄養学の専門家も推奨する。


2006年07月24日

“長寿・子宝の島”子供たちは「ぽっちゃり系」

 豊かな自然に恵まれ、「長寿・子宝の島」と称される鹿児島県・奄美諸島。しかし、同諸島の沖永良部島に住む小学生の肥満率が、全国平均の1.5倍以上に達していることが県立短期大学の調査で明らかになった。

 奄美諸島は、合計特殊出生率が全国トップクラスの子だくさんの地域。ギネスブックにも載った長寿世界一の泉重千代さん(120歳で死去)と本郷かまとさん(116歳で死去)がともに徳之島出身ということもあり、健康イメージが定着している。沖永良部島・知名町保健福祉課は「子供たちが太っているという認識はなかったが、データで示された以上、指導を続けたい」と話している。


 調査は昨年7月から今年3月にかけ、同島の和泊、知名両町にある小学校9校の5、6年生男女計278人を対象に実施。その結果、「肥満」に分類された児童の割合は17.1%で、全国平均の11.0%(平成16年、9~11歳)を大幅に超過。医師の指導や治療が必要な「中度肥満」や「高度肥満」に当たる児童も10.8%にも達した。


 食生活についても、朝食を食べない子供が約3割と全国平均の2倍いることが判明。


 さらに、4人に1人がコロッケや空揚げなどの市販の総菜を週2回以上食べていたほか、半数以上がカップめんやスナックなど高脂質、高食塩の食事を週1回以上食べていることが分かった。


 調査を担当した同短大の常松典子助手は「島は主要産業が農業のため、一般的な朝夕食の時間帯に両親が畑仕事で外出している家庭が多い。そのため子供は深夜に夕食を食べたり、スーパーで総菜を買って1人で食べたりする習慣ができたのでは」と分析する。


2006年07月23日

ハンバーガー食べすぎ? NY歴長いと不健康に

 ニューヨーク市保健衛生局は21日、市民の中で米国生まれの人よりも、移民の方が健康状態が良好である-との分析結果を発表した。
 ニューヨーク滞在歴が長くなるほど、ファストフードの食べすぎや運動不足などの不摂生がたたり、健康を害する恐れがあるためとみられる。

 滞在歴が1年未満の移民のうち、肥満の割合は12%にすぎないが、滞在歴が4年以上になると、16%に上昇。これに対して、米国で生まれた人の肥満率は21%に上る。また心臓病などによる10万人当たりの死亡者数は、移民の方がはるかに少ないという。


2006年07月18日

肥満予防・対策、「飲み物に注意」は少数

 食事や運動に比べ、肥満予防・対策で飲み物に気をつける人は少ない――。花王がこんな調査結果をまとめた。1日にとる飲み物の量は平均1486ミリリットルで必要量は満たしていたが、中身への意識は低いようだ。

 首都圏の20~50代の男女計800人が、昨年11、12月にインターネット調査に回答した。

 「太ったかな」と思ったときの対策(複数回答)は、「量を減らす」など食事を挙げた人が76%、「なるべく身体を動かす」など運動が65%だったのに対し、「甘い物を避ける」など飲み物と答えた人は46%にとどまった。

 高カロリーの飲料を「よく飲む」人の割合(複数回答)は、缶コーヒーは肥満の人が46%に対し、やせ形は24%。炭酸飲料も肥満が30%、やせ形12%だった。


2006年07月17日

肥満対策

 就寝は午後11時半ごろ。朝8時に起き、8時半前には家を出発する。時間がないので、朝食は食べない日のほうが多い。

 東京都内の住宅地にある保育園に通う5歳男児の生活だ。午前中はぼーっとして、走り回って遊ぶことは少ない。朝食を食べない分、昼の給食はよく食べ、おかわりする。標準体重を20%以上、上回る肥満だ。

 この保育園の園長は「都心に勤務する両親は、帰宅が遅く、夕食も遅くなる。そんな親と同じ時間帯で生活し、夜更かしする子どもが多い」と話す。

 睡眠は、肥満に深く関係している。富山大が、1989年度に富山県で生まれた子ども約1万人を継続的に調査したところ、3歳時点の睡眠時間が9時間未満の場合、中学1年の時に肥満になった割合は20%に上った。睡眠が11時間以上だった子どもに比べ、肥満になる危険度は1・6倍も高かった。

 富山大大学院助教授の関根道和さん(公衆衛生学)は「睡眠時間が少ない子どもの多くは、深夜に夜食を食べる、日中に活発に体を動かさないなど、肥満になりやすい生活を送っている」と指摘する。

 睡眠が短いと、睡眠中に分泌されるホルモンが少なくなったり、自律神経のバランスが乱れたりする。脂肪を分解する働きや糖代謝に悪影響を及ぼし、肥満につながるという。

 子どもの就寝時間は年々遅くなっている。日本小児保健協会の調査によると、夜10時以降に就寝する5~6歳児は、1980年に10%だったが、90年は17%、2000年は40%に達した。これは、睡眠時間が減ったことを意味する。

 「幼児のうちは、夜型の親の生活に子どもを巻き込まないこと。夜ではなく、朝にコミュニケーションを取ってほしい」と東京女子医大名誉教授の村田光範さん(小児科医)は話す。

 東京都の中学1年C子さん(13)は、小学3年のころから就寝が夜11時過ぎだった。遅くまでテレビを見るのも原因で、「いつも眠気を感じていた」。

 おやつから間もないのに夕食をたくさん食べた。標準体重に比べた肥満度は46%になり、2年前から通院治療を始めた。野菜の多い食事に替え、部活動でバレーボールを始めるなどで、今では肥満度は標準範囲内(20%未満)になった。ただ、夜更かしは変わらず、午前1時過ぎに就寝することも珍しくない。

 食事、睡眠など生活習慣の乱れは、健康を害すだけでなく、学力低下や非行につながる恐れもあるとされ、文部科学省は今年度、「早寝早起き朝ごはん」運動を始めた。幼いころから早寝早起きの習慣を身につける意味は大きい。

 「早寝早起き朝ごはん」運動 子どもが望ましい生活習慣を身につけるため、文部科学省が提唱した。行政、医療・教育団体、企業などが参加し、子どもたちが朝食を作る、体操する、企業を訪問して朝から働く人に接する、などの活動を行う。朝食や睡眠時間の調査もする。


中国製ダイエット健康食品で死者4人

平成18年7月12日午後5時現在、都道府県等から報告を受けた事例として、厚労省は、中国製ダイエット用健康食品(未承認医薬品)による健康被害事例を公開した。ダイエットだけに、女性の被害が多い。

 主に、肝機能と甲状腺が悪くなる。平成14年からの集計で、未承認医薬品による健康被害事例は797人、うち死者が4人だ。詳しくは下記のURLを見てもらいたいが、健康被害が報告されている製品として、

・「御芝堂減肥こう嚢」 事例合計194人
  肝機能障害事例135人、うち129人が女性。死亡1人(東京)、53人が入院。
  甲状腺障害事例19人、うち19人が女性。1人が入院。
  詳細不明40人、うち38人が女性。1人が入院。

・「天天素 清脂こう嚢(てんてんそ せいしこうのう)」 事例合計123人うち死亡1人(東京)
 など、46種類に、健康被害が報告されている。

 それ以外に、上記の製品群と同じ医薬品の成分が検出されており、健康被害の発生するおそれが否定できないと考えられるものとして、「茶素ダイエットカプセル」、「御芝堂清脂茶」など、20種類が上がっている。

 すでに死者が出ているという点で、BSE以上の危険性があるのではないか。厚労省はホームページに出しているだけではなく、取り締まれないのだろうか。肺ガンの薬として、イレッサが出たときも、それが原因と思われる間質性肺炎などで、人が死んだ。それでも、劇的に良くなった人がいたりして、功罪があったと思われる。

a 健康被害が報告されている製品

 (1)「御芝堂減肥こう嚢」 事例合計 194人


1 肝機能障害事例 135人
 うち 129人が女性。死亡1人(東京)、53人が入院。
2 甲状腺障害事例 19人
 うち 19人が女性。1人が入院。

3 詳細不明 40人
 うち 38人が女性。1人が入院。

 (2)「せん之素こう嚢」 事例合計 197人

   注: 「御芝堂減肥こう嚢」、「せん之素こう嚢」の両方を服用していた場合は、「御芝堂減肥こう嚢」で計上している。

1 肝機能障害事例 120人
 うち 115人が女性。 死亡2人(岩手、埼玉)、71人が入院。
2 甲状腺障害事例 32人
 うち 31人が女性、3人が入院。

3 詳細不明 45人
 うち 42人が女性。5人が入院。

 (3)「茶素減肥」 事例合計 34人

1 肝機能障害事例 21人
 うち 19人が女性。 13人が入院。
2 甲状腺障害事例 1人
 うち 1人が女性。

3 詳細不明 12人
 うち 12人が女性。2人が入院。

 (4) 「思てぃ消はん健美素(シティング、スティング、SITING)」
 事例合計 7人


 (5) 「美麗痩身」 事例合計 5人


 (6) 「チャレンジフォーティワン(Challenge forty one)」
 事例合計 2人


 (7) 「オロチンチャス(茶素こう嚢)」 事例合計 36人


 (8) 「COMET」 事例合計 8人


 (9) 「千百潤痩身」 事例合計 1人


 (10) 「ハイパータイト」 事例合計 10人


 (11) 「えん酸芬ふる拉明片」 事例合計 15人


 (12) 「蘭樹(LANSHU)」 事例合計 13人


 (13) 「躰葉(ボディパ)」 事例合計 6人


 (14) 「せん尓秀こう嚢」 事例合計 0人
 「せん之素こう嚢」と併用(1名)していたため、「せん之素こう嚢」で計上


 (15) 「華北痩美」 事例合計 3人


 (16) 「ダイヤモンドスリム」 事例合計 3人


 (17) 「新思てぃ消はん健美素(ニューシティング、ニュースティング、NEW SITING)」
 事例合計 1人


 (18) 「ビューティーシェイプ」 事例合計 9人


 (19) 「御芝堂清脂素」 事例合計 28人


 (20) 「軽身楽牌減肥こう嚢」 事例合計 3人


 (21) 「軽身楽減肥こう嚢」 事例合計 2人


 (22) 「美一番」 事例合計 2人


 (23) 「常駐青免疫(減肥)膠嚢」 事例合計 5人


 (24) 「ビィー プティート(Be Petite)」 事例合計 34人


 (25) 「蜀宝」 事例合計 6人


 (26) 「やせチャイナ」 事例合計 2人


 (27) 「スーパースレンダー45」 事例合計 2人


 (28) 「茶素減肥麗」 事例合計 3人
「茶素減肥麗」の後「茶素こう嚢」を服用していた者(1名)は「茶素減肥麗」で計上


 (29) 「恵草」 事例合計 5人


 (30) 「エンジェルリンク ラヴィータスリム I」 事例合計 3人


 (31) 「SUPER SITING(思てぃ消はん健美素)」 事例合計 1人


 (32) 「TINA(ティナ)」 事例合計 2人


 (33) 「不明(七仙と書かれたカプセル)」 事例合計 3人


 (34) 「ボディーパーフェクト」 事例合計 4人


 (35) 「貴仁堂ゆう姿こう嚢」 事例合計 1人


 (36) 「軽体堂清脂素」 事例合計 3人


 (37) 「スリム2000」 事例合計 1人


 (38) 「スリムボックス ハード」 事例合計 3人


 (39) 「健美」 事例合計 2人


 (40) 「塑美堂清脂素」 事例合計 2人


 (41) 「トリプルAビューティーベスプロ」 事例合計 8人
「ボディパ」と両方を併用(1名)していた者は「ボディパ」で計上


 (42) 「響美嬉」 事例合計 1人


 (43) 「常青春健美素減肥膠丸」 事例合計 1人


 (44) 「貴麗菜(コーリー)」 事例合計 2人


 (45) 「天天素 清脂こう嚢(てんてんそ せいしこうのう)」 事例合計 123人
 うち、死亡1人(東京)


b その他の製品(注)  (1) 「茶素ダイエットカプセル」
 (2) 「御芝堂清脂茶」
 (3) 「修姿楽 DIET PILL Capsule」
 (4) 「スリムエスト イージー」
 (5) 「神仙快腹茶」
 (6) 「更嬌麗減肥茶」
 (7) 「美源堂 SPEED Diet Perfect Slim パーフェクトスリム」
 (8) 「飛燕減肥茶」
 (9) 「健美快通茶」
 (10) 「五日減肥茶(快速型)」
 (11) 「金龍減肥茶」
 (12) 「軽身美人」
 (13) 「大印象減肥茶」
 (14) 「天雁減肥茶」
 (15) 「簡美消脂素」
 (16) 「康汝痩茶」
 (17) 「曲線美」
 (18) 「健柏堂清脂精華素」
 (19) 「VENUS LINE 21」
 (20) 「ハーブのダイエッターズティー」
  (注) これらの製品は現在のところ検出された医薬品成分によるものと因果関係が認められた健康被害は報告されて来ていませんが、aの製品群と同様に医薬品の成分が検出されており、健康被害の発生するおそれが否定できないと考えられます。


2006年07月14日

忍び寄る内臓脂肪症候群

 「なんで太っていてはいけないの。お母さんも太ればいいじゃない」

 東京都内の中学1年生B子さん(12)は、母(44)に度々こう言った。一時は体重70キロ・グラムを超え、標準を50%余り上回る肥満。だが、父と兄も太っていて、悪いこととは思わなかった。

 大食漢の家族は、夕食に肉を1・5~2キロ・グラム食べた。米は月に60キロ・グラム。揚げ物なども大好きだ。

 3年前、心配した母と共に、東京女子医大東医療センター(東京・荒川区)小児科教授の杉原茂孝さんを訪ねた。

 血圧と空腹時血糖値が基準値より少し高い。腹回りも大きく、内臓のまわりに脂肪がたまっているとみられた。成人の「内臓脂肪症候群」(メタボリック・シンドローム)にあたる状態だった。

 肥満は、糖尿病や高血圧など生活習慣病の引き金になる。特に内臓脂肪がたまると、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)を引き起こす恐れが高い。

 「子どものころから内臓脂肪がたまると、血管が早くから硬くなり、生活習慣病の危険性が高まると考えられる」と、東京都立広尾病院小児科医長の原光彦さんは言う。

 肥満で医療機関を受診する子どもの2割程度が、この症候群にあたる状態と言われる。成人では昨年、診断基準が作られたが、厚生労働省研究班は、小児の診断基準を今年度中にも作成する方針だ。

 治療には、原則として薬は使わない。小児の場合、長期の安全性が確かめられていないからだ。

 杉原さんは、給食でおかわりをしないなど、7項目のチェック表=別表=をB子さんに渡し、体重を毎日量ることなどを指導した。

 肥満がいろいろな病気の原因になることを理解したB子さんは「言われたことを守ると、ちゃんと体重が減ると気づいた」。

 今ではほぼ全項目を守り、ご飯は茶わん1膳(ぜん)、おやつはせんべい1枚を週1、2回程度に抑える。水泳にも週2回通う。家族で食事内容も見直し、肉は4人で1食800グラムまで、米は月20キロ・グラムにした。

 肥満度は31%に減り、血液検査も問題なくなった。

 「家族が協力し、小さな目標を積み重ねることが大切。適切な生活習慣を身につければ、内臓脂肪も減らすことができる」と杉原さんは話している。

 内臓脂肪症候群の診断基準 成人では、腹囲が男性で85センチ以上、女性なら90センチ以上あるうえ、血圧、血中脂質、空腹時血糖の3項目のうち2項目以上で基準値を超えた場合。

 子どもの肥満のチェック表

 〈1〉朝食は抜かない

 〈2〉学校給食のおかわりはしない

 〈3〉夜9時以降は何も食べない

 〈4〉甘いおやつは避ける

 〈5〉よくかんで、ゆっくり食べる

 〈6〉テレビやゲームは1日□時間以内(各家庭で決める)

 〈7〉家の手伝いをする

 1日1項目できたら1点。1週間を振り返り、7日間全項目できたら、1点を加えて50点満点。


2006年07月11日

3日でやせられるダイエット法

「たった3日でやせられる」というダイエット法が、全米皮膚科学会総会で発表され、話題になっている。提唱者はミシガン州立大学のニコラス・ペリコーン非常勤教授(皮膚科医)。実験では、女性31人が3日間で平均0.8キロ体重が減ったという。

 そこで、この“ペリコーン式ダイエット”を、持病が特にない記者と知人の計4人もやってみました!

 このダイエットは、同教授が決めた食材を食べるだけ。その食材とは、3日分でメロン3個、ブラックベリー1パック、イチゴ3パック、ブラックオリーブ12個、リンゴ3個、洋なし3個、レモン9個、レタス3パック、ブロッコリー1.5個、アーモンド15粒、マカダミアナッツ4粒、卵12個、サーモン6切れ、七面鳥の胸肉約1キロ、オーツ麦12袋、オリーブオイル1本、ミネラルウオーター1ケース。

 この中から好きなものを好きなだけ食べる。単純に3等分した“1日分”をすべて食べたら、カロリー量は2250キロカロリー。日本の成人男性の目安量とほぼ同等だ。

 結果からいくと、全員が3日で1~2.2キロ程度やせた。酒をやめなかった記者は1キロだけ。40代でやや肥満のKさんは、最もやせて2.2キロ減。

「3日間とも朝はリンゴ1個とイチゴ1パック。夜は2日間がシャケ、1日だけ、七面鳥の代わりに鶏胸肉をオリーブオイルで焼いた。卵3個使ったオムレツも毎日食べていました。昼は家から持参したレタスとブロッコリーのサラダにレモン汁とオリーブオイルと塩コショウをかけ、さらにゆで卵1個。コンビニで買ったパック入りのメロンやナッツ類を食べることも。腹が減ったら、ミネラルウオーターを飲み、ブラックベリーの代わりに干しレーズンを食べてました」(Kさん)

 これらの食材がダイエットにいいのは、低炭水化物、高タンパクで、果実も豊富だからとのこと。

 ただ、この食事法は毎日続けるのが難しい。実際にやるなら「3食のうち1食だけ、これらの食材から選んで食べる」のがお勧め。Kさんはその方法を続けて、今も減った体重を維持している。

 ちなみに、残り3人は、3日後には元の体重に戻っていました。


2006年07月06日

松井秀喜、復帰へ向け“鉄の意志”でダイエットスタート

左手首のリハビリに励むヤンキースの松井秀喜外野手(32)が、体脂肪率測定機能付きの体重計を購入し、本格的な減量に乗り出した。「食事制限」を中心に現在の107キロからベスト体重の103キロを目指す。

独立記念日の午後、松井秀はヤンキースタジアムではなく、マンハッタンの雑貨店にいた。

商品棚に並ぶ数多くの体重計を見る目は真剣そのもの。「どれにしよう」と迷い、最後に手に取ったのが体脂肪率測定機能付きの体重計。レジで70ドル(約8040円)を支払った瞬間が、本格ダイエット開始の合図だった。

「そろそろやせなきゃいけないから。今は107キロくらいあるかも。シーズン中のベストは103キロだから4キロか…。体脂肪率も10パーセント台が目安。まあ、(減量は)簡単だけどね」

5月11日(日本時間12日)のレッドソックス戦(ニューヨーク)で左手首を骨折してから2カ月。「試合に出ている普通のシーズン中と同じように食べていたら自然と増えちゃった」という。

医師から「野球ができるようになる」と言われた8月11日(同12日)まで1カ月余りとなった。いまだに腫れと痛みの消えない左ひざへの負担を軽減するためにも減量を決意。そしてゴジラは、4キロは簡単と豪語した。

「減量法は簡単。食べる量を減らせばいいんだよ。もう少し食べられる、というところできっぱりやめる。腹六、七分かな。僕の場合はこれで簡単に減る。“それが難しい”という人もいるけど、そこは意志の強さですよ」

ゴジラ流のダイエットは〔1〕食事の総量規制〔2〕鉄の意志。口にする品目は変えず、それぞれの量を減らせば簡単にやせられると説く。

本格的なリハビリと並行してのダイエット作戦。いわば、復帰に向けた“もうひとつの戦い”だ。これからは、デジタル表示とのにらめっこも日々の“練習”に加わる。


メタボリック症候群の前提基準に疑義あり

酒場や職場で話題になっている「メタボリック(内臓脂肪)症候群」。“腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上”という診断の前提基準をめぐり、「オレは84センチだからセーフ」「1センチオーバーでもだめか」なんて一喜一憂している。

 ところが、この「85センチ」に、医療関係者から“疑義アリ”の声が上がっているのだ。本当に85センチより上だと「必ず危険」で、未満なら「必ず安心」なのか?

「世界のメタボリック症候群の腹囲基準をみると、米国が男性103センチ/女性89センチ、ヨーロッパは94センチ/80センチ、中国・南アジアが90センチ/80センチ。日本の基準は他国より男性で5~18センチ厳しく、女性は最大10センチも甘い。女性の基準値が男性を上回るのも日本だけで、国際糖尿病学会も日本の基準に疑問を呈しているほどです」

 と言うのは、東海大医学部の大櫛陽一教授(基礎医学系)だ。

 この日本の腹囲基準は、CTで腹部を輪切りにした画像で、内臓脂肪の面積が100平方センチを超えるかどうかで算出されたものだが、「100平方センチを超えると動脈硬化性心血管疾患のリスクが高まることに関して、大人数を調査したデータはありません」(日大医学部総合健診センター・高橋敦彦医長)というのである。

「100平方センチの算出方法も、サンプル数が少ないうえ、統計処理に問題があります。そもそも腹囲85センチ前後は統計上、最も死亡率が低い層。それを基準値にするのは全くおかしな話です」(大櫛教授)

 確かに、身長の高さやもともとの体格を全く無視して、一緒くたに「85センチ以上は危ない」というのは乱暴な話だ。

 では、内臓脂肪のたまり具合はどのように判断すればいいのか?
「腹囲のほかに体重の増え方にも要注意です。中年になって急に太ったら、腹囲85センチ未満でも発病リスクは高いとみるべき。20歳の時より10キロ以上の増加には注意が必要です」(高橋医長)

 また、腹囲が同じように太くても、内臓脂肪型肥満の方が皮下脂肪型肥満よりリスクは高い。

 腹囲85センチ以上で、どちらの肥満かを調べるのに手っ取り早いのは、腹に力を入れてへこませ、腹囲が通常より何センチ細くなるか測る方法だ。10センチ以上細ければ皮下脂肪型、10センチ未満なら内臓脂肪型といえる。

 また、肥満度が高い人なら以下の目安がある。

(1)腹部の真ん中とわき腹の2カ所をつまみ、厚さを合計する。腹囲をその合計で割った値が17以上なら、内臓脂肪型肥満の可能性大。

(2)あおむけになり、軽くヒザを立てて、両手でヘソ回りの肉をつかむ。肉ごと厚くつかめたら皮下脂肪型、皮膚だけなら内臓脂肪型。


2006年07月02日

安全・有効なダイエット法

美しい体のスタイルを維持し、健康な人生を享受することは、多くの人の求めている人生の目標である。そのために、ダイエットを実行している人は少なくない。最近、イギリスでは新しいダイエット法を導入して、高繊維、高蛋白質の摂取を強調している。12週間で平均9キロの体重を減量することができ、かつ健康状況の改善にも効果的であることから、多くの人に愛用され始めている。

 このダイエット法は、オーストラリア政府から支援を受けた科学技術と工業研究機構(CSIRO)により開発されたものである。このTWD(Total Wellbeing Diet)と名付けられたダイエット法の特徴としては、研究者が発見したことだが、毎日適量の鶏肉、魚などの蛋白質を摂取すれば、空腹感を抑制しやすいと同時に脂肪の消耗を促進でき、更に食物繊維の多い野菜と果実を加えて、一定量の運動と合わせることで、短期間に減量の目的を果たせることである。

 TWDダイエットは、毎日300グラムの蛋白質を摂取することを推奨している。蛋白質源として、皮を剥いた鶏肉、魚の身、卵、さやの豆、豆腐および低脂肪の乳製品が挙げられる。その他に、毎週必ず2回の夕食に200グラムの魚を食べて、1回の夕食に皮と脂肪を取り除いた100グラムの鶏肉を食べ、毎週4回200グラムの赤身の肉(牛肉、ヒツジの肉)を食べることを勧めている。

 朝食には、全粒粉のパン、あるいは繊維の多いトウモロコシ、オート麦、低脂肪の牛乳あるいは低脂肪のヨーグルトを食べる。それと、毎日必ず250グラム以上の野菜を食べることが重要だ。野菜は、アスパラガス、ブロッコリー、カボチャ、シイタケなどから選べればよい。しかし、サツマイモは避けるべきである。

 TWDダイエット法のもう一つの特徴としては、ダイエット期間中に毎週2杯ぐらい赤ワインを飲んでもよいし、普段好きなコーヒー、カカオなどを自由に飲める。もし口が寂しくて我慢できなければ、毎週40グラムのチョコレートを食べることもできる。他には、唐辛子、カラシ、ニンニク、生姜、あるいはその他の香辛料も構わない。

 TWDダイエット法には、過去8年間の実験結果から見れば、高繊維と高蛋白質の食事でほとんど不良反応がなく、ダイエット中の空腹感を無理に我慢する必要もない。かつ栄養バランスが取れているので、体力も維持され、血糖の水準を正常に維持することができる。そして栄養失調による心臓、血管疾病を起こす心配がなく、安全かつ有効なダイエット法として評価されている。


若年肥満、3歳で睡眠不足

 日本睡眠学会(事務局・東京都)の学術集会が29日、大津市内のホテルで始まった。「3歳での睡眠の短い人が若年時に肥満になりやすい」などの研究結果が発表された。

 同学会は1977年に発足し、精神医学や心理学などの研究者と企業関係者の約2200人が会員となっている。集会には約1000人が出席し、睡眠に関連した事故などによる日本の経済損失が約3兆円に達している、という状況が報告された。

 子どもの睡眠について発表した富山大の関根道和助教授は、1989年度に生まれた富山県内の男女約1万人を高校1年になるまで追跡調査した結果を基に「3歳時の睡眠時間が短い人ほど、若年時に肥満につながりやすい」と述べた。

 また、講演したイスラエルのラパポート大のペレッツ・ラビー教授は「睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害が、高血圧や動脈硬化を引き起こす要因になる」と話した。



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