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2007年02月25日
ジャンクフードCMを禁止
英通信監督局(OFCOM)は22日、子どもの肥満対策の一環として、脂肪分や糖分などの高い「ジャンクフード」に関するテレビCMを、4月1日から順次規制すると発表した。
16歳未満向けの番組が対象で、ファストフードや清涼飲料など、子どもにおなじみのCMが姿を消すことになりそうだ。
2007年02月14日
英国 子供の肥満対策で“菓子CM中止”へ
イギリスで、大手食品メーカーが、子供の健康を考えて自社製品の広告を子供向けの番組などで流さない方針を明らかにした。
イギリスでは、バレンタインデーに男性から女性に、花束とチョコレートを贈るのが習慣になっている。そのチョコレートに、子供たちが病みつきにならないようにとする動きが、イギリスで始まった。
「エムアンドエムス」や「スニッカーズ」などの人気商品を製造する食品メーカー「マスターフーズ」は、子供向けの広告をやめることを決めた。理由はヨーロッパ一とも言われ、年々、深刻化している「子供の肥満」の問題。イギリスでは、15歳以下の子供の3割が肥満と言われており、通信監督庁が検討している、今年夏からの「16歳以下の子供への糖分や塩分の高い食品の広告禁止」に事前に対応した形となっている。
チョコ専門家らは、広告の規制は一定効果はあるだろうが、普段の食事を改善したり、運動不足を解消したりしなければ、肥満は防げないとしている。
2007年02月12日
減量にアーモンド かむことで満腹感
血糖値やコレステロール低減効果が注目されているアーモンドに、食べてもカロリー分のエネルギー摂取作用がないことが明らかになった。米パーデュー大学食物栄養学部のリチャード・マッテス博士が、カリフォルニア・アーモンド協会主催のセミナーで研究成果を公表した。
マッテス博士によると、アーモンドには、減量の際に最大の障害となる空腹感を抑える効果が高いという。良質の脂質、タンパク質、食物繊維を豊富に含み、食べる際によく噛むことから、満腹感を感じやすく食べ過ぎを防ぐ効果があるというわけだ。アーモンドを適量(23粒前後=167キロカロリー)毎日食べても体重が増加しないという研究成果も披露。(1)満腹感を感じるのでほかの食事からのカロリー摂取が抑えられる(2)アーモンドを食べるとエネルギー消費が増える(3)皮に含まれる食物繊維が腸での脂質吸収を抑制する-などの理由によって、アーモンド摂取によるカロリーはほとんど体重増加に結びつかないという。
同セミナーでは医学博士の本多京子さんが考案した「アーモンド入りミネストローネ」や「じゃこアーモンドのカナッペ」などのレシピも紹介された。
2007年02月11日
寝る子は「やせる」 米大学調査
よく寝る子は肥満になるリスクが低い-。肥満児の多さが問題になっている米国で7日、こんな調査結果が発表された。
調査はノースウェスタン大学(イリノイ州エバンストン)が実施。3~12歳の約2300人の子供を対象に睡眠時間と肥満度を調べるとともに、5年後の状態も追跡して検証した。
その結果、睡眠の長かった子供の方が、短い子供よりも肥満度を測る体格指数(BMI)が低く、5年後も肥満になる危険が少ないことが分かった。
さらに、3~8歳の子供の場合、睡眠時間を1時間増やすことで肥満児になる可能性が36%から30%に低下すると結論付けられた。
同大学のエミリー・スネル氏は「学校も始業時間をあまり早くしないようにすることが低コストの肥満対策になるかも」と、「朝寝坊」の効用を説いている。
2007年02月05日
妊娠する前の激しいダイエット、子どもの糖尿危険性が増す
激しいダイエットした女性から生まれた子どもは、糖尿病にかかる可能性が高いという研究結果が出た。
原子力病院の李ユンヨン研究員やソウル大学医科大学の李弘揆(イ・ホンギュ)・朴慶秀(パク・ギョンス)教授チームは、「妊娠可能期の女性に栄養欠乏が生じると、子どもに非正常的なミトコンドリアが引き継がれることになる」ことを明らかにした。ミトコンドリアはエネルギーを生成する細胞内の小器官。子どものミトコンドリアは殆ど母の卵子から引き継がれる。
研究チームは妊娠したマウスに、妊娠初期から子どもを産んで乳を飲ませるまでの間、低たんぱく質の餌を与えた。この餌にはたんぱく質が普通の餌より3倍も少なかった。
赤ちゃんマウスは、正常のマウスに比べて体重が20%ほど少ない栄養失調の状態で生まれた。離乳した後、普通の餌を与えても体重はなかなか増えなかった。20週が過ぎた後、研究チームは赤ちゃんマウスのすい臓を取り出して電子顕微鏡で観察した。生後20週目になったマウスは人では20、30代に相当する。
観察結果、インスリンを分泌するベータ細胞のサイズが目立って小さく、その数も正常マウスに比べて少なかった。ベータ細胞に入っているミトコンドリアの数も減っており、その形も異常に細長かった。研究チームは栄養の欠乏で問題が生じた母親マウスのミトコンドリアが赤ちゃんに引き継がれたものと推測している。
李教授は「ミトコンドリアに異常をきたすと、すい臓では栄養分(ブドウ糖)を分解して運搬するインスリンが減って糖尿病となり、肝臓や筋肉にはインスリンの機能が落ちて肥満になりかねない」と説明し、「栄養欠乏だった北朝鮮から逃れてきた女性が、韓国では肥満になる現象もこのためだ」と語った。栄養分が分解され活動するのに使われず、そのまま体に溜まるというわけだ。
同研究結果は2~3日、ソウル大学病院で開かれる「第4回アジア・ミトコンドリア研究医学会」で発表される。
「ダンス・ダンス・レボリューション」肥満対策
米国最悪の児童肥満問題を抱えるウェストバージニア州が、コナミの「ダンス・ダンス・レボリューション」を使って学校で肥満と戦う計画を強化している。
同州はこの人気ゲームを公立学校に1校残らず導入する計画で、1月31日、これが体重増加を食い止める一助になることが調査で示されたと説明した。
7歳から12歳の太り過ぎまたは肥満の児童50人を24週間にわたって調査した結果、自宅で1週間に5日、少なくとも30分ずつこのゲームをした子供は体重が増えないことが速報値で示され、心臓病や糖尿病のリスク要因も低下が見られた。
グループ分けしたうちの12人については最初の12週間はゲームをさせず、その後残りの調査期間でゲームをさせた。このグループは調査の前半で平均約2.7キロ体重が増えたが、後半は体重が安定した。
この研究プロジェクトはウェストバージニア州公務員保険機構がスポンサーとなり、被保険者の子供を中心に実施された。
今回の調査では食べ物の摂取については調べなかったと、研究チームの一員であるウェストバージニア医科大学小児学部の小児運動生理学者、エミリー・マーフィー氏は説明している。
マーフィー氏によると、ほとんどの子供は調査前、ジムに行くことや学校での体育は苦手だと答えていた。
調査後、このグループの子供は以前より自信がついたと報告し、ほかの運動もやってみたいと意欲を見せたという。
マーフィー氏は放課後のクラブを作ってこのゲームをやらせることを計画している。
「これによって子供たちが、スポーツ以外の放課後の活動に積極的になれる」と同氏。
肥満は世界各国で急速に増え、心臓病や糖尿病といったライフスタイルにまつわる病気であるため、若い世代の平均余命が短くなる可能性があると健康問題の専門家は警鐘を鳴らしている。
2007年02月02日
肥満大国ニッポンがすぐそこに
アメリカ・ウエストバージニア州の市民は、全米一の肥満度を誇るといわれている。かれらはこぞってフライドチキンとポテトチップ好きだからだ。肥満のおおきな原因のひとつに脂肪の摂り過ぎがある。脂肪を必要以上にためこむと高脂血症になり、そのままほうっておくと、こんどは動脈硬化をおこし、ついには心筋梗塞や脳梗塞を誘発する。
フライドチキンやポテトチップは、食用油脂(ショートニング)で揚げるが、この食用油脂には、じつは悪玉コレステロールを増加させるトランス脂肪酸が多く含まれていて、多量に摂取すると心臓疾患を招きやすいということが最近わかった。トランス脂肪酸は、菓子やドーナツなどに用いられる調理油やサンドイッチのマーガリンなど多くの食品に使われている。そこで06年末、ニューヨーク市の保健委員会は、トランス脂肪酸を市のすべて飲食店から締め出すことを決め、これをうけた市内のレストランやファーストフード店は、脂肪酸の少ない食用油に切り替えつつある。
肥満の程度を示すBMIという測り方がある。体重(㎏)を身長(m)の二乗で割って、25以上だと肥り過ぎとする国際指数だ。これで判定すると米国人の成人の7割近くが25以上になり、憂慮した米政府は、2002年、肥満治療費を税金の控除対象にしたほどだ。
日本でも、この状況は対岸の火事ではない。2006年、厚労省が発表した国民栄養調査によれば、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)といっていい人は、予備軍をふくめると、40歳から74歳の男性で2人に1人。女性で5人に1人の割合で存在するという結果が出た。
メタボリックシンドロームの診断基準は、ウエスト(臍周囲径)が男性で85cm以上、女性で90cm以上を必須項目に加えて、血糖110mg/dl以上、脂質異常(中性脂肪150mg/dl以上および/またはHDLコレステロール40mg/dl以下)、血圧130mHg以上および/または85mmHg以上のうち、2つ以上が重なった場合にメタボリックシンドロームと診断される。
内臓脂肪の蓄積というと、どうしても年配者に目がいきがちだが、むしろに若者たちのほうが深刻だ。なぜなら年配者の若い時分には、いまほど外食産業が盛んではなく、脂分の多い食事を摂っていたわけではないからだ。若者は代謝力があるから、そうかんたんには太らないが、年を経るにしたがって代謝力は落ち、内臓脂肪の蓄積は確実にスピードアップされる。
ライフスタイルの欧米化は、完全に食生活におよんだ。ハンバーガーやポテトチップになれた世代がそうかんたんに食生活を変えるとは思えないし、ニューヨーク市のような啓発や規制を行うという話も、日本ではまったく聞こえてこない。とすれば、日本がアメリカ以上の肥満を誇る国になるのは、遅くても、いまの20歳代が40歳代になる、ちょうど20年後か。
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