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2007年10月25日
振動を与えるとマウスの肥満予防に効果
若いマウスの成体に弱い振動を断続的に与えることで、幹細胞が脂肪細胞に分化するのを防ぐことができるとする研究結果が22日発行の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。
研究を発表したのは、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校(Stony Brook University)のクリントン・ルービン(Clinton Rubin)教授(生物工学)率いる研究チーム。
研究はまだ予備段階ではあるものの、少なくとも若者にとっては、激しい運動で熱量を燃焼・代謝するのが太らないための唯一の手段ではないことが判明したという。未成熟な細胞に機械的な刺激を与えて筋肉細胞や骨細胞に分化させることで、脂肪の蓄積を防ぐ可能性があるという。
人間でも同様の現象が起こるとすれば、幼児期の肥満防止に応用できる可能性があるという。「肥満は代謝・脂肪燃焼機能の不全と考えられがちだが、研究では発生要素も関連していることが分かった」とルービン教授は指摘する。
研究チームは、若いマウスの成体を振動する台の上に1日15分間、15週間にわたり乗せるという実験を行った。すると、振動する台の上に乗せられたマウスは、固定された台に乗せられたマウスより、脂肪蓄積量が30%近く少ないという結果が得られた。
ルービン教授は「これは若者が肥満になるのを制御する、非薬理学的方法になりうる。太った子どもをやせさせることはできないが、太りやすい傾向を制御することは可能だ」と期待を寄せる。若者の脂肪蓄積を防げれば、その後の人生で糖尿病や循環器疾患にかかる可能性を下げることもできるという。
振動による生理学的影響は解明されていない。筋肉が振動により伸縮することで強化され、骨に圧力をおよぼすとの説もある。いずれにせよ、わずかな振動を与えるだけで、げっ歯動物の脂肪蓄積を抑制することが可能であることが、研究により明らかになった。
一方、ルービン教授は、「この研究が販売されている振動を与える運動機器の効果を裏付けるものではない」として、強い振動は腰痛、打撲、脳疾患、循環器疾患などを引き起こす可能性もあると注意を促している。
妊婦喫煙で子の肥満率3倍
妊娠初期の女性が喫煙者だと、生まれた子どもが10歳になった時点で肥満になる確率が、非喫煙者に比べ約3倍高いことが24日までに、山梨大医学部の山県然太朗教授らの調査で分かった。
山県教授らは、1991-97年に妊娠した山梨県の女性約1400人を追跡調査し、10歳の子ども約1000人のデータを分析した。
妊婦の生活習慣が子どもの健康に与える影響についての長期的な調査は珍しいといい、山県教授らは24日から松山市で開かれる日本公衆衛生学会で発表する。
調査によると、女性が妊娠3カ月の時点で喫煙していると、10歳となった子どもが肥満になる確率は、非喫煙の場合の2・9倍高かった。また、妊娠中に規則正しく朝食を取っていない女性の子どもも、2・4倍の高確率で肥満になっていた。
肥満の判定には、肥満度を測定する国際的な指標となっている体格指数「BMI」を低年齢向けに換算して用いた。
2007年10月24日
効果的なダイエットは?
口コミ情報が載ったブログなど約600サイトを対象に検索。「SHOOTI」で評判を数値化し、順位を決定した。
第1位は「ウオーキング」。定番中の定番だが、ネットユーザーも実践しているようで、時間は20分から30分が平均的だった。
2位は「筋トレ」。男性に多く、20代後半から30代後半が地道に努力を続けている様子。
3位は「断食」。野菜ジュースだけを飲み続けるなど、手軽な「プチ断食」がはやりのようだ。
2007年10月22日
メタボは従来基準で「妥当」
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)診断基準となるウエストの値に異論が相次いでいることを受け、日本肥満学会は19日、「男性は85センチ以上、女性は90センチ以上」という従来の基準が「妥当」との緊急メッセージを出した。
今年春、世界160カ国の医師らで組織する国際糖尿病連合(IDF)が、日本人の基準を「男性90センチ以上、女性80センチ以上」とするなど、基準値に疑問を唱える声が一部専門家から挙がっていたための対応。世界各国の基準でも、男性より女性の値が高いのは日本のみとなっている。
だが肥満学会は、内臓脂肪とメタボの関係を考慮したのは日本だけで、脳梗塞や心筋梗塞の予防目的で設定した基準のため、IDFの基準とは性格が異なるとしている。このため、40~74歳を対象に来年4月から企業などの健康診断に義務付けられるウエストの計測も、従来基準が適用される。
2007年10月19日
「大食い」やっぱり遺伝?
米バファロー大のジェニファー・テンプル医師らの調査で、先天的にドーパミンの少ない人間は大食いする傾向が強いことが分かった。
テンプル医師は、細胞内のドーパミンD2受容体の数が脳の活動に差を生み出す点に注目。「Taq1A1」と呼ばれる対立遺伝子の保有者はドーパミンが少なくなり、食欲が旺盛になるという。
18-40歳の男女で、肥満である29人と肥満でない45人の食べる量を観察。1度目は味覚テストと称して、6種類のスナックを出して議論が終了するまで食べ放題の状態にした。
2度目はパソコンのマウスを20回クリックしないと食べ物を与えないようにし、それ以上ほしいときは40回クリックすることを条件とした。その結果、Taq1A1を持っていない人は条件をクリアしてまで食べ物に執着せず、実際に食べる量も少なかった。
テンプル医師は「ドーパミンの調整は減量に有効になる可能性がある。注意欠陥過動性障害(ADHD)治療に使われている医薬品はドーパミンに影響を与えるもの。これを利用すれば減量に効果があるかもしれない」と話している。
2007年10月16日
低脂肪食、卵巣がん抑制に有効か
米フレッド・ハチソンがん研究所はこのほど、脂肪摂取を減らし、野菜や果物を増やした食事を継続すれば、卵巣がん発生リスクを大幅に抑えられる可能性が高いとの調査結果を米国立がん研究所の機関誌(電子版)に発表した。
調査は約5万人の中高年女性が対象。このうち約2万人に対し、食事の脂肪比率をカロリーベースで従来の平均35%から半減するよう指導した上で、その後の卵巣がん発生率を調べた。
指導を受けたグループは食事の脂肪比率を平均24%に削減。4~8年後の卵巣がん発生率は、従来通りの食事を続けたグループより40%も低下した。一方、乳がんについて以前実施した同様の調査では、低脂肪食を続けても発生率は9%減にとどまった。
2007年10月07日
肥満傾向の男性、痩せ願望の女性
経済産業省が1日、19~80歳の男女計約7000人に対し163カ所の体格計測を行い、『size-JPN 2004-2006』として結果を発表した。男性は20代を除くほぼ全年代で体重が増加傾向にある一方で、女性はバストや体重が減少傾向にあることが明らかとなり、ネットでも話題となっている。
同調査によると、男性は全年代で身長が前回調査より伸び、20代~40代では170cm以上という結果となった。これに対し体重は、20代は減少しているもののほか年代では増加。40代では肥満度を表すBMIが24を超えやや太り気味という結果となっている。
一方、女性は身長は全年代で伸びているものの、逆に体重やバストが減少傾向にあり、昨今のダイエットブームが影響しているものと思われる。
それ対しネットでは、「確かに最も反映されるのがマネキンのサイズが変わってきた」など調査に共感する声や、「太る男性、やせる女性。ビリー効果現る?」など、現在のダイエットブームについての声も挙っていた。
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