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2008年07月25日
子供の時に太っていたら大人になって脂肪は減らせない
子供の時についた脂肪を、大人になってから減らすのはそう簡単ではないことがわかってきた。
脂肪をつくっているのは脂肪細胞と呼ばれる小さな細胞であり、人間の体には数百億個あると言われる。最新のネイチャー誌に発表された研究成果では、成人になってからの脂肪細胞の数は、生涯を通じてほとんど変化しないことを報告している。
この研究グループは、687人の被験者から腹部の脂肪を採取し、年齢や肥満度指数(BMI)の変化と肥満細胞の数の関係を解析した。その結果、子供のうちは脂肪細胞が増えたり減ったりして体重が調節されるが、大人になってからは、子供のときにできた脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりするだけということがわかった。つまり、子供と大人では、体重の増減のメカニズムがまったく異なるとういうことになる。
脂肪吸引法など、肥満細胞を減らすことにより体重を減量する方法がいくつか考案されているが、このような減量法はあくまでも医師の「経験」に基づいたものであり、体の他の部位に負担を与えてしまう危険性がある。
これに対し、今回のような研究成果が積み重ねられれば、医学的な根拠に基づいた体重増加のメカニズムが明らかになり、より安全な薬剤の開発などが期待できる。
今回の研究成果は、成人してから肥満細胞の数が変わらないということは、子供の頃にたくさんの脂肪細胞をつけすぎてしまうと、大人になってから脂肪を減らそうとするのは難しいことを示している。研究グループの代表者は、「子供のライフスタイルを決定するのは親である。子供の将来を考えて、健全な食生活を保ってほしい」と語っている。
2008年07月11日
肥満の原因となる遺伝子変異を新たに特定
英科学誌「ネイチャー(Nature)」に、肥満のリスクを大幅に高める「PCSK1」という遺伝子の変異を複数特定したという研究論文が掲載された。
PCSK1のごくまれな1つの変異が非常に大幅な体重増加をもたらすことはすでに知られていたが、今回インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のPhilippe Froguel教授が率いる研究チームは、PCSK1がほかの遺伝子的要因と相まってより一般的に見られる肥満を引き起こす可能性について調査した。
研究チームは、欧州系で肥満の人1万3000人のゲノムを、肥満でない人々のゲノムと比較した。その結果、肥満の人々に共通するPCSK1の3つの変異を発見した。これらの変異をもつ人は、小児肥満や比較的軽度の肥満になりやすい傾向もみられたという。
PCSK1は、食欲やエネルギー代謝のコントロールに関係するホルモンを活性化させる際に重要な役割を果たす酵素を作る。これらのホルモンには糖や炭水化物の代謝に関係するインスリンやグルカゴン、また食欲が満たされたことを脳に知らせる物質などがある。
Froguel教授はAFPとのインタビューで、研究に参加した人の約25%で通常と異なる、普通よりも活性化された酵素が発見されたと述べた。
今回の研究では、肥満研究の公募に応募してきた150家族から検査を始めたが、各家族には少なくとも1人は肥満児がいた。その後、フランス、デンマーク、スイス、ドイツに対象を広げた。
肥満や糖尿病などの疾患は多くの先進国で急増している。原因は複雑で、運動不足や脂肪や糖分の多い食事といった生活習慣も関係している。
しかし最近の研究で、従来考えられていた以上に遺伝子が肥満の大きな要因であることが明らかになってきている。同教授は「ますます均一化する環境に対し、われわれは一人一人違う反応をする。反応が異なる理由の1つは遺伝子にある。我々はおそらく、肥満に関係する十数種類の遺伝子を年内に特定できるだろう」と述べた。
2008年07月10日
体型が気になる人は約8割、ダイエット経験者は6割強、情報源はTV番組
マイボイスコムは7月8日、ダイエットに関する調査結果を発表した。それによると、自分の体型を気にしている人は全体の78.3%、ダイエット経験者は61.7%にのぼった。
ダイエット経験者の情報源(複数回答)として最も多いのは「健康特集TV番組」の44.8%。以下、「雑誌記事」(31.7%)や「家族・友人・知人」(28.7%)などが続いた。
また、ダイエット情報に特化した「ダイエットサイト」(25.9%)をはじめ、「ネットニュースやネット上の記事」(17.4%)、「ブログや日記、SNSや口コミサイト」(11.0%)など、インターネットを情報源として活用する人もいた。ダイエットサイトの利点としては、「情報量が豊富で無料のものが多い」「グラフがつけられる」「ネット上で進行状況を確認できる」「励みになる」といった声が寄せられた。
厚生労働省が今年4月から開始した「メタボリック健診」の認知度は、「内容を理解していて説明できる」(8.4%)、「どのようなものか大体知っている」(51.8%)、「言葉を聞いたことがある」(35.8%)など、認知度は96.0%に達した。また、認知者のうち、メタボリック健診は生活習慣病予防に「効果がある」と考える人(40.5%)は、「効果はない」とする人(24.1%)を大きく上回った。
調査は、2008年6月1―5日にかけてオンラインでアンケートを実施し、1万4041人から回答を得たもの。性別の内訳は男性46.0%、女性54.0%。
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