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2008年10月08日

小児肥満の効果的な対処法、「絵本を読むこと」

年齢に適した「正しい本」を読むことが、子どもたちの肥満解消に役立つかもしれない―絵本の登場人物と自分を重ね合わせ、“やる気ある行動”を取るようになるのだという。このような傾向が、米デューク大学が進めた調査により明らかになった。

 今回の調査を主導したのは、デューク大学医学部に在籍するアレクサンドラ C. ラッセルさん。既に包括的な減量プログラムの対象となっている肥満の女子児童たち(9-13歳)に子ども向け絵本『Lake Rescue(原題)』を読ませ、肥満度を測る体格指数(BMI)の変化を測定した。この絵本は、健康的な生活や体重管理などがテーマとして書かれているという。

 半年後の再測定の際、この絵本を読んだ女児31人のBMI指数は平均で0.71%減少した。一方、この絵本を読まなかった女児14人では平均0.05%増だった。

 調査結果を受け、「女児の健康的な生活に、書籍がよい効果をもたらすとの結果が示されたのは初めて」と説明するのは同学部のサラ C. アームストロング医師。肥満児を対象としたプログラム「Duke's Healthy Lifestyles Programme」のディレクターを務めている。

「子どもたちの参考になるような本を買ってあげるよう、小児科医として何度もご家族に勧めてきました。しかし、この助言を後押しするような調査はこれまでありませんでした」。

 同大学のプレスリリースでは、肥満児をめぐる米疾病対策センター(CDC)の統計情報を引用。これによると、6-19歳の約16%が「太りすぎ」および「肥満」とされている。この数値は1980年当時に比べると約3倍の水準となっている。

 現在主流となっている肥満の治療法について、副作用を伴う薬物投与や外科手術などに限られているとアームストロング医師は指摘する。「(今回の調査結果は)手軽に実行可能であり、対処法が少ない現状に一石を投じるものです」。

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