質問
ベータカロチンが美容によいということを聞いて、昨年の9月から約3カ月間と、今年に入って3月からベータカロチンを服用しておりました。そして最近、妊娠していることがわかりました。
そこで、ビタミンについて調べてみると、ベータカロチンはビタミンAとなるということを知り、妊婦にとってビタミンAは奇形児を出産するケースが多いという結果がでているところまでわかりました。それ以後は服用しておりません。
服用していたベータカロチンには、妊婦に対しての注意事項が一項目も書かれておりません。 このベータカロチンを1ヵ月以上飲み、そして妊娠4週目に入り、胎児に及ぼす影響がとても気になります。
すでに胎児は、かなり高い確率で奇形児の可能性があると考えた方がいいのでしょうか?それとも、胎児には問題はない状況でしょうか?どうか、御返事をいただきたくおねがいいたします。
答え
ベータカロチンは、プロビタミンAといわれ体内で必要量だけビタミンAに変換され、すでにビタミンAが十分ならビタミンAには変換しないので、ご心配なさっている胎児への影響や体への害はないと考えられています。多量に摂っても手のひらや肌が黄色っぽくなるぐらいですので、過剰症はご心配なさらないでよいかと思います。
ビタミンAは、ご指摘の通り体内に蓄積され過剰症が心配されます。成人の場合は、1日10000IU以上の量を1ヶ月以上とり続けると過剰症が起きますが、一般的な食生活では、ほとんど心配いらないでしょう。ただし、ビタミンAを非常に多く含んでいる深海魚やさめの肝などを一時的に大量に食べると吐き気や頭痛、下痢などの症状がでるので注意しましょう。
胎児のためにも、あまりご心配なさらずに過ごすことをおすすめします。また、妊娠中は葉酸を積極的に摂りましょうと厚生労働省はすすめています。葉酸とは、ビタミンB群のひとつで遺伝子情報のDNAを構成している核酸の合成に関わっていて胎児の細胞の分裂や成長のために大切なビタミンです。厚生労働省が推奨する1日の摂取量は200μgで、妊婦さんはプラス200の400μgです。また、許容上限摂取量は1000μgです。
ビタミン、ミネラルは、健康な体をつくるために大切なものです。多くのサプリメントがあり分からないことも多いかと思います。妊娠中、授乳中、なにか困ったことや分からないことがありましたらお気軽にご質問ください。
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