「いびき」は、家族や友人からうるさいと言われる代名詞である。日本人の調査では、男性で20%、女性で5%ほどの人が毎日いびきをかくと報告されている。寝ている人も苦しそうだし、周りも一度、気になると眠れなくなる。ここでは、そのような方々のために、いびきの知識を深め、軽減する作戦をいくつか紹介する。
いびきは鼻粘膜の振動音である。空気の通り道(気道)が狭くなり、そこに空気が通ると粘膜が振動し、いびきが発生する。主な原因は、肥満・アルコール・鼻づまりである。肥満では脂肪によって、アルコールでは粘膜の膨張によって、気管が圧迫される。また、子供はいびきをかかないが、歳をとると筋力が衰えて、いびきが起こりやすくなると言われている。
というわけで、いびきを予防する最も手っ取り早い方法は、ダイエットと禁酒をすること。やはり生活習慣を改善するのが一番である。
とりあえず今晩、一時的にでもいびきを止めたい場合には、眠るときの姿勢をいつもと変え、横向きに寝せるのがよい。いびきをかく人は、多くの場合、仰向けで気道が圧迫されているのである。
また、枕を低くするという方法も有効である。気道が真っ直ぐになり空気の通りがよくなる。さらに、苦肉の策としては、下の顎にUの字にテープを巻き、口を塞ぐという作戦がある。直接口を塞ぐと窒息するので、絶対にやってはいけない。その他にも、花輪のような形をした市販のいびきストッパーも有効であるが、これを使用する場合には、テープなどでしっかり固定するなどして、寝ている間にとれないように工夫が必要である。
これらの方法で改善されなかったり、無呼吸が続くようないびきは、いわゆる睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるため、一度診てもらうことをすすめたい。 |